まだスマートフォンがない時代は、カメラで撮影した写真を切り抜いてアレンジし、アルバムを作る方も沢山いました。しかし、最近ではデジカメあるいはモバイル端末でデータ化した画像を使うことが多くなり、データ上の編集も身近なものになっています。ここでは、写真・画像切り抜きが無料でできる5種類のおすすめ画像切り抜きアプリをご紹介しましょう。
消しゴムを使うように必要ない部分の画像を切り取れるアプリです。撮影した画像の読み込みが済んだら、不要なところをどんどん消していけるので便利。手動の他にも消す部分をタップして自動的に消してくれる機能が付いています。これは色同士の境目の部分がはっきりした画像には使いやすい機能です。仮に消すつもりがなかった部分を消した場合も、すぐ復元できる機能があるので心配は要りません。
画像切り抜きだけでなく、合成作業までこなせるアプリです。「背景透過」と同一作者が手がけたアプリで、切り取る作業の使い勝手は同じですが、その上に写真合成の機能まで搭載。切り取った画像をスタンプに登録しておくと、アプリの中でいつでも好きな時に呼び出しできるようになります。
取り込まれた写真を「選択エリア」を使ってある程度まで消して、残った部分については手動で消していけるアプリです。作業自体が非常にシンプルな上に、自動削除の機能の精度も高くなっています。この他に色の明度および彩度を変える機能も採用され、背景指定で合成することも可能です。
こちらも切り取りから合成まで可能なアプリです。非常に多機能なので様々なことができる点が特徴的。切り取り機能に関しては、自動削除または消しゴムを用いながら不要部分を消すことができます。なお、プロ版では切り取りが済んだ写真は縁取りを入れたり、周囲に透かしが入れられ、よりナチュラルに仕上げたい場合に適しています。レイヤー機能で、切り取った画像を重ね合わせることも可能。
「合成スタジオと同一会社のアプリですが、画像切り抜きだけできるのがこちらです。「背景透明」では不要な部分を自動で削除する機能の精度が非常に高い点が特徴。複雑な形の被写体も、簡単かつスピーディに切り抜くことができます。このアプリも、切り取った写真の周りに透かしをプラスできるので、自然な切り取り写真が完成します。
ご紹介した5種類アプリは確かに便利ですが、やはり切抜き処理を行うならパソコン上で作業を行えた方が便利です。そこでおすすめなのが、現時点においてwindows版のみ対応の「Fotophire」です。
画像切り抜きたい場合におすすめなものをいくつかご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。画像を単純に切り取るだけであれば、ここでご紹介したアプリを使うと上手に加工ができます。しかし、使い勝手を考えるならwindowsで使える「Fotophire」を用意しておくと、画像の切り取りやその他の編集もできるので、行事の記念や旅の思い出作りにも役立つでしょう。
試用期間は7日間用意されており、使い勝手を確かめられる点もメリットと言えるでしょう。このソフトを活用する大きなメリットは、切抜きをはじめとする画像加工処理が、何回かのクリックで終わってしまうこと。用意されている機能の一つである「フォトカッター」は、写真内で必要な部分を適切に取り出し、別の背景に合成することも簡単にできます。しかもチュートリアルが用意されていますので、自信がない方も安心。なお、チュートリアルを使うにはメニューから「ガイド」を選び、素材を選んで加工を開始しましょう。切抜きの手順に関する指示が出ますので、その通りに必要な項目をクリックするだけで手順が学べます。選んだ範囲以外の部分を消去できる「選択範囲を保留」、選択した範囲の修正が可能な「消えすぎた部分を修正」といった機能も搭載しており、必要によって調整することが可能です。